校正業務の安全には条件が必要です
校正から見た「計測器の管理」
NKSの失敗
事象
- ●休日の現地校正、お客様は例年、休日立合しない。
- ●校正作業を実施。終了後の立合確認はしなかった。(担当者が居ないので、確認出来ない)
- ●当該設備の運転を、お客様だけで再開。制御異常が発生。(異常警報で冷却用スプリンクラーが作動、設備が水浸し)

失敗の種
失敗からの気づき
●校正業務を安全、確実に進めるための前提条件があった!
前提条件って何?
校正業務のプロセス | 校正業務を進める前提条件 |
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スペックを決める段階 | ●お客様の要求内容(仕様)が過不足無く判明していること ●作業が出来る環境が整えられること etc. |
校正作業の段階 | ●校正結果を、実際に確認して貰える ●お客様担当者が居ること ●作業が出来る資格者が居ること etc. |
- ●そもそも、お客様の要望と当社のルールに接点がないまま、業務を請け負っていた…前提条件が崩れていた!
失敗から学んだこと
- ●業務ルールの前提が崩れると、不安全行為または不安全な結果を必ず生じる。
- ●校正業務は、そのような前提条件の上で成立している。
今回の打った手
- ●作業終了後の「引き渡し」について、次のような手順に変更、明確化。
- ●必ずお客様に立合確認(運転立合or現品確認)をして頂く。
- ●作業終了後に引き渡し(立合確認)が出来ない場合は、必ず稼働時に合わせて再度出向く。
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