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【pH標準液】:純水と水道水(名古屋の水・大阪の水)を比べてみました。

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校正のトピックスNo.78
【pH標準液】:純水と水道水(名古屋の水・大阪の水)を比べてみました。

NKS流「ためしてガッテン!」

水道水でpH標準液を作るとどうなる?

  • 以前、pH標準液の賞味期限についてお伝えしました。
  • 今回はpH標準液の調製方法についてお伝えします。
  • pHメータは、使用前に基準のpH標準液で調整しないと正確に測れないので、標準液自体が非常に重要になります。
  • hyoujyunneki1.GIF
  • JISには、「pH標準液を調製する場合に用いる水は純水などの導電率が2[μS/cm]以下のものを使用すること」と記載があります。
  • しかし、お客様によっては、純水の価格が高いのでpH液の水を簡易的に水道水で作られているケースがあると聞きました。
  • そこで今回は純水と水道水で作った溶液でどの様な違いが出るのか実験してみました。

3種類の水で実験してみました。

  • 【使用した測定器】ハンディpH計 型式:HPH-110 DKK製
             測定範囲:0~14pH 精度:±0.02pH
             導電率計   型式:CM-30G 東亜DKK製
    pH計標準液用粉末試薬 4,7,9pH(500ml用5袋入)東亜DKK製
  • 導電率の違う3種類の水
    (1)純水
    (2)名古屋の水道水
    (3)大阪の水道水 
    と、4,7,9pHの粉末試薬を使って9種類の標準液を作りました。
  • そして、作った標準液のpH値をそれぞれ測定しました。
  • hyoujyunneki2.GIF hyoujyunneki3.GIF

実験結果から

  • 純水と導電率の低い名古屋の水道水では、pH値にあまり変化はありませんでした。
  • しかし、導電率のやや高い大阪の水道水では0.03~0.04pH程度誤差が出てしまい、メーカ精度から外れました。

pH標準液は純水で調製することをお奨めします。

  • 標準液を作成する際には、導電率の低い水を使う事が必要ですが、水の導電率をその都度測定する事も出来ないので、間違いの無い純水で調製する事をお奨めします。
  • また、正確にpH計を校正するために使える標準液は2種類あります。
    (1)pH値がすでに決まっているボトル入りの標準液を使う
    (2)標準粉末試薬と純水をまぜて標準液として使う
  • hyoujyunneki4.JPG
  • ちなみに当社では、国家計量標準にトレーサブルなJCSS標準液を使い、正確な校正を行っています。
  • 尚、各水道水を使ってpH標準液をつくる時にpH値に影響は出ましたが、飲用には問題ありません。

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