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校正のトピックスNo.254
【長さ計の標準温度:20℃はどうやって決まったの?】

校正から見た「計測器の管理」

JISには書かれているけど・・・

  • あるお客様から「ブロックゲージなどを始めとする長さ計は、標準温度20℃で製作や校正されると言われていますが、どこかで決められているのですか?」と質問がありました。
  • 一言で言うと「JISで決められています」となってしまうのですが、それでは少し寂しい回答だなぁと思いました。
  • そこで、もう少し掘り下げて回答を考えていると、JISはどのように標準温度を20℃と決めたのだろう?と言う点が気になってきました。
  • 今回は20℃と決められた背景について調べてみました。

歴史を追ってみました

  • 長さ計の標準温度に関連する年表を纏めてみました
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20℃と決まったのは、まだまだ最近の事でした

  • 20℃と言う温度設定は机上の理論で決めたのではなく、現場の環境温度を引用したり、年間での温度変化を最小限にする為に地下室でブロックゲージを製作していたなど知恵や工夫が盛り込まれていた事に驚きました。
  • 当時に比べて、エアコンと言う便利な物があるため、現場の温度環境を一定にする事は比較的容易に行えます。しかし実際は、20℃は作業者にとって寒い温度環境だったり、省エネとは言えない温度です。
  • また、標準温度としてのJIS B 0680への導入が比較的最近であり、長さ計以外の物理量では23℃を標準温度として以前から使われていた背景があるため、20℃の温度環境を維持している現場の方が少ないのが実情です。
  • 次回は、実際の環境温度での影響具合を校正の立場からお話していきます。

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