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2015.02.05

校正のトピックスNo.272
【圧縮空気:空気の品質を測るお手伝いもしています。その2】

NKS流「校正への工夫」

当社が行っている圧縮空気の品質測定の方法をご紹介します。

  • 前回のメルマガでは、当社が圧縮空気の品質測定をお手伝いしていることをお伝えしました。
  • 最近では、医薬業界や食品業界などさまざまなお客様からお問い合せを頂いております。有り難うございます。
  • 当社では、圧縮空気の品質測定として、3つの項目の測定をお手伝いしています。

    1)圧縮空気中の粒子の量

    2)圧縮空気中の水分の量(露点温度測定)

    3)圧縮空気中の油分の量

  • 今回のメルマガでは、圧縮空気中の粒子(粉塵)の測定について、当社が具体的にどのような測定を行っているのかご紹介します。

粒子(粉塵)の測定で一工夫しています。

    • ISO/JIS規格では、粒子の大きさや数によって、圧縮空気の清浄等級(クラス)が決められており、当社では、標準器(パーティクルカウンタ)で圧縮空気中の微粒子をカウントすることによって、対象の圧縮空気がどれくらい清浄なのかを検証しています。

    • 測定の際には、標準器(パーティクルカウンタ)が測定可能な大気圧くらいまで減圧していますが、この方法では、ごく希ではありますが、測定対象の空気だけではなく、周囲の環境の微粒子(粉塵)を巻き込んでしまい、誤測定(誤カウント)してしまうおそれがあります。
    • そこで、当社ではオリジナルの治具を使い、直管部内の中央付近から空気を吸わせるように工夫しました。(オリジナル治具を当社では「サンプリングセル」と呼んでいます。)


    • そうすることで、排気口から周囲の微粒子(粉塵)を巻き込まないようにして、測定場所の影響を極力減らすことが出来ました。

周囲環境からの影響はなさそうです。

    • 一般的な工場の機械室のような雰囲気において、治具を使用し、微粒子の数をカウントしてみました。
    • その結果、2つの粒径(0.3/0.5μm)ともに、微粒子は検出されませんでしたので、周囲環境からの影響はなく、この治具を使えば、どういう環境下であっても安心してご依頼頂ける仕組み作りを心がけております。

  • 次回のメルマガでは、圧縮空気中の水分(露点温度)の測定について、当社が行っている測定方法をご紹介します。

関連情報をご紹介します。

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