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2015.02.26

校正のトピックスNo.275
【圧縮空気:油分は測ってみないと分からない?】

NKS流「校正への工夫」

油分は測ってみないと分からない?

    • 前回のメルマガでは、圧縮空気の品質測定の3つ目の項目として油分検知管を使った「油分量」の測定方法についてお伝えしました。
    • この測定方法は、市販されている「圧縮空気中不純物測定セット」を用いて測定するのですが、測定を始めた当初、想定以上の油分が圧縮空気中に含まれていて、測定セットが油まみれになり、測定セットが使用できなくなるという失敗を経験しました。

  • その失敗から生まれたのが、当社オリジナルの簡易油分測定キットです。
  • そのため当社では、測定する直前にこの簡易油分測定キットを使って簡易測定をし、油分量が測定範囲内にあるかを確認して本番に挑んでいます。
  • そこで今回は、当社オリジナルの簡易油分測定キットをご紹介します。

当社オリジナルの簡易油分測定キットとは

    • 当社オリジナルの簡易油分測定キットは、市販の測定セットを簡素化したもので、油分検知管に一定の圧力と流量を供給するキットです。
    • この簡易油分測定キットの特徴は、
      1)小さなボックス中に減圧弁、圧力計、流量計が組み込まれており、サイズはわずか200×200×130mmと非常にコンパクトで持ち運びに便利です。
      2)万が一想定以上の油分が流れ、機器の内部が汚れてしまい使い物にならなくなっても、市販の測定セットよりも1/3以下のコストで新しい機器に交換出来、クリーンな状態を維持できます。


初めて測定する際には、事前に簡易測定することをお奨めしています。

  • 初めて測定される際には、現状の圧縮空気の油分が測定できる範囲にあるかどうか想定出来ないケースがあります。
  • もしも作業当日、測定前の簡易測定で測定範囲を超えてしまうと、そこで作業が中断し余計なコストが掛かってしまいます。
  • そのため当社では、初めて測定されるお客様には、測定できるレベルかどうかを確認するために、事前に簡易測定することをお奨めしています。
  • また、圧縮空気の品質測定といっても製薬レベルでキチントした記録が必要なニーズから、一般的な製造業で目安的に測定したいといったニーズなど要求レベルは様々なため、簡易測定と位置づけリーズナブルにお手伝いもしていますので、お気軽にご相談下さい。
  • 5回にわたり長々とご紹介してきましたが、製造現場で身近に使われている圧縮空気だけに、少しでも圧縮空気の品質測定も身近に感じて貰えれば嬉しく思いました。

関連情報をご紹介します。

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