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2011.03.17

校正のトピックスNo.90
【比重計】握った手の脂で浮き方が変わってしまう?

NKS流「ためしてガッテン!」

付着した手の脂で浮き方が変わってしまうの?

    • 比重浮ひょうは、ガラス製で鉛玉の入った「胴部」と目盛紙の入った「けい部」からできています。

    • 一般的に、「胴部」に手の脂が付着すると表面張力で浮き方が変わってしまうため触らないようにと言われています。
    • しかし、比重浮ひょうを箱や容器から取り出す際、細い「けい部」を掴むと壊れてしまいそうで思わず「胴部」を掴んでしまいませんか?

  • そんなわずかな脂で比重浮ひょうの浮き方に影響があるのでしょうか?
  • そんな疑問から、手の脂によってどのくらい測定値が変化するか実験してみました。

実験してみました。

    • 1)「胴部」に付着した油をきれいに拭き取り測定しました。
    • 2)脂が付着した状態で測定しました。
    • 1)2)の測定結果を比較してみました。
    • 【使用した標準器】比重浮ひょう メーカ:若色計器製作所
      測定範囲:1.000~1.060g/cm3、目量:0.001
      許容誤差:±0.001

実験結果から

  • 1)きれいに脂を拭き取って測定した指示、1.0002g/cm3
  • 2)脂が付着した状態で測定した指示、1.0007g/cm3
  • 脂が付着した状態では、許容誤差内では有りますが、+0.0005g/cm3高くなりました。
  • 今回の実験では、もっと測定値が変化するのかと思っていましたが、思ったより大きな変化ではありませんでした。

「胴部」をきれいに洗浄して測定することがポイントです。

    • 比重浮ひょうは、液体に浮かべて容易に比重を測定できます。
    • しかし、付着した脂や汚れで測定誤差が生じます。
    • そのため、より正確に測定するには、中性洗剤とエタノールできれいに拭き取ってから測定することがポイントです。

    • また、触れた箇所が液体に浸らないように「けい部」の先端を掴んでゆっくり液体につけることもポイントです。

  • 当社では、比重浮ひょうの校正はお客様の現場で校正させて頂くことが最適と考え、現地出張校正で対応しています。
  • その理由は、
    1)搬送中の衝撃や振動で鉛玉が突出し重心が傾いてしまい目盛を読む事がで
    きなくなる恐れがあること。
    2)ガラス製のため衝撃などが起因するトラブルがあること。
    からです。
  • 少しでもリスクと思われる要因を取り除き最適な方法を考えて校正を行っています。

関連情報をご紹介します。

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