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2011.12.22

校正のトピックスNo.127
【ノギス:円柱を測る時にはどうしたらいいの?】

NKS流「ためしてガッテン!」

測りづらい場所では誤差になる?

  • 以前のメルマガでは、目盛を斜め方向から見た時の視差ついてお伝えしました。
  • 今回はノギスの測り方で注意することについてお伝えします。
  • 実際の現場で、円柱の製品をノギスで測定する際に、手が届きにくかったり、場所が狭かったりなど現場の状況によっては測りづらい場面はありませんか?
  • その際に、製品に対して少し斜めに測定してしまう事が心配されます。
  • 今回は、ノギスを斜めにして測った時にどのくらいの誤差になるのか実験してみました。

ノギスを斜めにして測ってみました。

    • 【使用測定器】

      ○ノギス 型式:NM13 最大測定長:130mm 最小読み取り値:0.02mm 精度:±0.03mm ミツトヨ製

      ○ピンゲージ  φ40  アイゼン製

    • ノギスでピンゲージを

      1)垂直に測った場合

      2)斜め(約5°)に測った場合

      の測定値の誤差を比べてみました。


実験結果から

  • 垂直に測った場合、誤差はありませんでしたが、斜めに測った場合には、0.36[mm]になりました。

ノギスがガタガタしないことがポイントです。

    • 今回の実験では、ピンゲージに対して約5°斜めになるだけでも精度から大きく外れる様な誤差になりました。
    • ノギスで円柱を測る時には、対象物の径や、ノギスの測定面の当たり方によって誤差になってしまうので、やはり垂直に測ることが重要です。

    • ノギスのジョウは面になっていますので、斜めになると少しガタガタします。

  • その際に、ノギスを左右前後に細かく動かしながらガタのない様にすると、面がぴったり合い、垂直に正しい値が測定出来ます。

関連情報をご紹介します。

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