{{navs.title}}

TOPICS

2009.06.18

校正のトピックスNo.6【表面温度計】

NKS流「ためしてガッテン!」

「表面温度計」の構造から見た取り扱いの注意点

『表面温度センサー』の測定原理
 測温接点(感温部)は、異なる2種類の金属線の一端を接合し、その測温接点
を測定する表面に密着させ、熱伝導を利用して 1~2秒程度で測定します

『表面温度センサー』の構造

●従って、正しい測定の仕方は温度センサーを垂直に押し当てることがポイント
になります

疑問1.傾けて測定したらどうなるのだろうか?
・・・当社として測ってみました

測定結果
●温度センサーは、多少傾けた(5°未満)状態でも、測定値は低くなる
●温度センサーは、1°以上傾けて測定すると、正確な測定は出来ないことが
立証されました

当社では
●温度センサーを垂直に押し当てられる専用治具を準備し、測定誤差を防いで
います

疑問2.温度の読み取りは、どのくらいの時間?
・・・これも測ってみました


測定温度は、長い時間押し当てた方が正確な測定が出来ると思いがちですが

実際に、温度センサーを押し当てた時の温度の変化を測定してみました
1)試験した温度センサーの応答時間は、   1.5秒(カタログ値)
2)測定結果 (温度センサーを押し当てた時の時間の経過と測定温度の関係)

測定結果
●測定温度は、温度センサーを押し当ててから、約2秒で安定した
●温度センサーを押し当てて3秒以降は、温度変化なし
●カタログに記載されている応答時間以上、押し当てても温度変化が無いことが
確認できました

当社では
●温度を測定するタイミングを、応答時間+約1~2秒後としています

関連情報をご紹介します。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求