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2009.10.21

校正のトピックスNo.21
【校正業務は、実作業とは別に欠かせないことがある】

校正から見た「計測器の管理」

  • 校正業務は、計測器の校正作業そのもの以外に、欠かせない作業があります。
  • 校正は、計測器の機能的な現状を測定し、データ化することですが、校正後、その使用条件が初期状態に戻っていなければ、装置や機器のスムースな稼働ができません。
  • 当たり前のことですが、その為には、計測器の設置状態や取付状態、或いは入出力の配線・配管状態がどうかを、事前事後でチェックすることがとても大切です。そこで今回は、復旧ミスを出さないための舞台裏をお話しします。

 万に一つの復旧ミスを出さないための舞台裏

  • お客様の計測器は、同じ機器でも測定対象によって使用状態は個々に違っています。 例えば、電源の状態、設定値の状態、指示値の状態・・・
    また、同じ現場でも去年と今年とでは、使用状態が変わっているかも知れません。
  • 当社は、年間で10万台以上の計測器の校正を行っていますが、そのすべての初期状態を1台1台「校正票」に記録しています。
  • この記録は、校正後の復旧ミスを防ぐ元資料ですが、その目的は、実は、10万台に1件あるかないかの復旧ミスを防ぐために、毎回繰り返し行っています。
  • また、それ以外にも、機器の脱着作業では、復旧時に取付状態を変えないための「脱着チェック表」。構造上、衝撃や振動に弱い機器に対する「ガラス製温度計のチェック表」など、状況に応じた資料や確認手順を用意しています。
  • 校正業務は、実は、実作業とは別に、初めの確認だけでもこれだけの時間をかけて準備しています。

 校正業務は、地道な作業の積み重ね・・・

    • 校正業務とは、校正作業以外の細かなチェックを積み重ねていく、地道な作業なのです。
    • 校正業務に欠かせない安全性・確実性は、まさに、単純とも言える「繰り返し」を愚直に実行することによって培われた産物です。
    • お客様は、依頼した校正作業が安全裡に終わったことが確認でき、設備や機器をスムースに立ち上げることが出来ます。
    • 当社が地道に行っている作業の一つ 「校正票」を紹介します。

  • それでも、実作業ではイレギュラーは起こり得るものです。イレギュラーに対する当社の対応については、機会を改めてお伝えします。

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