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2010.08.26

校正のトピックスNo.62
【風速を安定させるにはどうしたらいいの?】

NKS流「校正への工夫」

風速を安定させるには?

    • 前回は液槽を使った温度センサー校正時に当社が工夫している事をお伝えしました。
    • 今回は、風速計の校正の際に当社が工夫している事をお伝えします。
    • 当社では風洞を使用して風速計の比較校正を行っています。
    • しかし、ほぼ正確に測れるのですが、この方法では風速が多少乱れるのが気になっていました。

  • もっと正確に測れる方法は無いかと当社ではこんな工夫を行っています。

こんなオリジナルツールを使い風速を安定させています。

    • 当社では安定した風速を実現する為にオリジナルツールとして整流板を使用しています。

  • その整流板がどのくらいの効果があるか実験を行いました。

実験してみました。

    • 整流板を風洞に入れた時と入れない時とで風速の安定性がどうなるか実験しました。
    • 【使用した機器】

      ○風速計(型式:6531)、風速センサー(型式:6531-01
      カノマックス製)測定精度:±(指示値の3%+0.1)m/s

      ○風洞の形状 内径:100mm 全長:1000mm

      ○風速計取付位置:先端より850mm センサ位置:風洞の中心部

      ○実験時の風速 :5m/s


  • 結果、「整流板」無しの場合:±0.05m/s 「整流板」有りの場合:±0.02m/sとなり、風速の安定性の効果を得ることが出来ました。

より正確な測定をしたいという想いからこのツールを開発しました。

  • この整流板は格子状になっており、多数の穴に流れを通す事で気流の乱れを取り除く構造になっています。
  • 以前は風洞のみでの校正を行っていましたが、より風速を安定させたいという想いからこのツールが生み出されました。
  • ほんのわずかな数値の事だと思われがちですが、このツールを使うことでより正確な校正結果をお客様に提供する事が出来る様になりました。
  • そして、より風速を安定させる為に新たな整流板の開発を現在も続けています。

関連情報をご紹介します。

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