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2010.11.11

校正のトピックスNo.73
【校正証明書をパット見て分かりやすくします。】

NKS流「校正への工夫」

当社の校正証明書は見にくい?

  • 当社の校正証明書は、約15年前から現在の様式を使用してきました。
  • 以前、お客様から「NKSの校正証明書は見にくいですね」という声を戴きました。
  • その理由を、お聞きしたところ、使用された標準器が、上位の参照標準器によって、有効期限内に校正されたのか(有効性)が、分かりにくいといった内容でした。
  • そこで、校正証明書を見直しすることにしました。
  • その際、改めて校正証明書に必要な要件は何か?
  • お客様が分かりやすい校正証明書にするには、どうすれば良いか?を考えてみました。

改めて校正証明書に必要な要件とは何かを考えてみました。

  • 校正証明書で明らかにする項目は、
    1)校正した機器の識別・・(名称・型式・製造番号・管理番号)
    2)校正の実施日
    3)校正した方法・・(校正手順)
    4)校正に使用した標準器の特定と有効性
    5)上位標準器の特定と有効性
  • つまり、校正作業のトレーサビリティの妥当性が一目で分かり易くなっていることです。

校正手順という大事な要件が漏れていることに気づきました。

  • 現在、いろいろな校正機関がありますが、各機関の校正証明書を確認したところ、多くの機関が校正方法を記載されていない状況でした。

今後、校正手順を基準にして校正証明書を発行します。

    • 当社は、校正証明書には、どんな手順で校正を行ったかという、校正作業の識別を明確にすることが必要だと考えました。
    • そこで、当社の新しい校正証明書は、「校正手順」を明記し、校正した手順毎に1つの校正証明書をお客様にご提出いたします。
    • 中味の表し方は、「校正を実施した機器」「校正に使った標準器」「その上位標準器」を横一列の表形式であらわし、パット見て分かりやすくします。
    • また、校正に使った標準器、上位標準器毎に、その校正日、有効期限を併記し、その有効性を分かりやすくします。






  • 今回は、お客様が管理する機器の校正業務が正しく行われたドキュメント(証し)に対する当社オリジナルな工夫ですが、校正証明書の本来のあり方を気づかされました。
  • 尚、この新しい校正証明書は、2011年2月からの運用開始に向けて準備を進めています。

関連情報をご紹介します。

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