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2010.11.18

校正のトピックスNo.74
【屈折計】:待つことが大事?

NKS流「ためしてガッテン!」

すぐ指示を読んで大丈夫?

    • 屈折計は光の屈折の現象を利用して、糖度などの液体濃度を測る測定器です。

  • ポケット卓上タイプや手持ちタイプなどさまざまな種類があり、食品メーカなどでよく使われています。
  • 温度の高いサンプル液で測定する時に、指示が安定しなかった経験はありませんかんか?
  • メーカの技術資料には、「サンプル滴下後、数回測定し、安定した表示値を採用すること」と記載がありました。
  • では、温度によって表示値が安定するのにどのくらい時間がかかるか疑問に思い実験してみました。

サンプル液の温度による表示値の安定時間は?

    • 【被試験器】屈折糖度計 型式:PR-101 アタゴ製

      レンジ:0~40%Brix 精度:±0.2%

      【標準器】 デジタル温度計  型式:0560 7452 テストー製

      ストップウォッチ セイコー製

    • サンプル液(砂糖水:糖度20Brix%)の温度を25℃、50℃、75℃にして、屈折糖度計のプリズム面に滴下し、指示が安定するまでの時間を実験しました。


実験結果から

  • サンプル液が25℃の時には、滴下した時点ですぐに安定しました。
  • しかし、サンプル液が50℃の場合には安定までに約50秒、75℃の場合には約70秒かかりました。

安定するまで待つことがポイントです。

  • 今回使用した屈折計は、プリズム面の下に温度センサーがあり、プリズム面の温度を検知して、自動で表示値の補正計算を行っています。
  • しかし、サンプルが熱い場合にはプリズム面の温度が安定するまでに時間がかかるので安定するまで正確な測定値を得る事が出来ません。
  • 例えばジャムやスープなどを製造している食品メーカでは、加工中に温度の高いサンプルを抜き取って測ることもありますので

    (1)サンプルを常温になじませてから測定する

    (2)サンプル滴下後に指示が安定するまで少し時間をおいてから測定する

    などの工夫が必要になります。

  • また、手持屈折計の場合は温度補正の機能がないので、メーカの補正表を参照して測定を行うことが必要です。
  • ちなみに、測定後にサンプルを放置するとプリズム面の腐蝕が進み測定出来なくなりますので、水を含ませたティッシュなどで必ず拭き取ることをお勧めします。

関連情報をご紹介します。

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