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2010.12.09

校正のトピックスNo.77
【エアー流量計 現場で簡単に校正するための工夫をご紹介します。】

NKS流「校正への工夫」

フローメータ(エアー)の校正を現場で行うには?

    • 先回は、面積式流量計(水)の校正に於ける当社の工夫についてお伝えしました。
    • 今回は、フローメータの校正に於ける当社の工夫をお伝えします。
    • フローメータは、主に基準状態(0℃、1気圧(101.3kPa))の体積流量で目盛が打たれています。

  • 体積は、温度と圧力で変化するため、現場で校正を行う際は、温度と圧力による補正が必要です。
  • しかし、現場の状況によっては温度計と圧力計をセッティングすることができず、現場校正の対応が困難でした。
  • そんな、問題を解決すべく、当社ではこのようなオリジナルの校正用ユニットを製作しました。

エアー流量計の校正用ユニットとは?

    • このユニットは、コンパクトサイズで、様々な現場へ持ち込むことができます。
    • 流量を測定するサーマルマスフローメータ(標準器)と、補正に必要な温度計と圧力計をユニット内の配管に直接組み込んであります。
    • 入口にエアー元、出口にお客様のフローメータを接続するだけで、流れる流体の流量・温度・圧力を同時に正確に測定することができます。


    • ちなみに、測定した流量は以下の換算式により換算します。

  • また、フローメータだけでなく様々な気体流量計の校正にも対応しています。
  • 【校正可能範囲】校正対象機種:面積式流量計、容積式流量計、マスフローメータ、差圧式流量計等
    校正できる流量範囲 :0~50l/min(精度:±1% of F.S)

現場校正を提供したいという想いから製作しました。

  • フローメータは、設備に直接組み込まれており、引き取ると設備が稼働出来なくなるため、お客様から現場で校正して欲しいという要望がよくありました。
  • その声になんとか応えたいという想いからこの校正ユニットを製作しました。
  • ちなみに、現地校正でお客様の流量計を汚したりしないために、エアーの入口にフィルターを取り付けました。
  • 現在、0~300l/min(精度:±1% of F.S)まで対応可能なユニットも製作中です。(12月末完成予定)

関連情報をご紹介します。

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