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2011.03.03

校正のトピックスNo.88
【照度計】心の持ち方で照度が違います。

NKS流「ためしてガッテン!」

その日選んだ服装で照度が違う?

  • JIS(Z9110)や労働安全衛生規則(第604条)では、作業場所の明るさを確保するために照度基準が決められています。
  • その明るさを測定する照度計は、測定者の服装で測定値が変わってしまうことを知っていましたか?
  • 照度測定の注意事項の一つに、測定者の服装による反射が測定に影響しないようにすると記載がありました。
  • では、実際に測定者の服装によってどのくらい測定値が変化するのでしょうか?
  • そんな疑問から、服装による照度測定値の変化を実験してみました。

実験してみました。

    • 1)暗幕を被った姿、2)紺色の作業着姿、3)白色のYシャツ姿、4)黒の艶のあるジャケット姿 をしてデスクの上の照度を測定して実験しました。

syoudo01.JPG

  • 使用した測定器】照度計 型式:T-1、メーカ:ミノルタ
    測定範囲:0.01~99,900(lx)

実験結果から

  • 1)暗幕を被って服装の反射を無くした状態で測定した照度582(lx)に対し、2)紺色の作業着姿では+6(lx)、3)白色のYシャツ姿では+16(lx)照度が高くなりました。
  • また、暗い色でも4)艶のあるジャケット姿で測定すると、+12(lx)照度が高くなりました。
  • 服装の色の明るさや、艶によって照度が変化することが解わかりました。

服装の反射の影響を防ぐには、色が暗く艶のない服を着て測定することがポイントです。

    • 照度計は、測定基準面が決められており測定する際には、測定したい場所に測定基準面を合わせて測定する事が正確な照度を測定するポイントです。

  • また、これまでそんなに意識をしていませんでしたが、着ている服装が意外に測定値に影響していることがわかりました。
  • 気持ちが明るい時には明るい色の服装を選びがちですが、照度を測定する時だけは、暗くて艶のない服装を選んで下さい。
  • “心の持ち方も照度に反映する”と覚えておくといいかもしれません。

関連情報をご紹介します。

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