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2011.03.10

校正のトピックスNo.89
【ブロックゲージ】ぎゅっとくっつけても誤差になるの?

NKS流「ためしてガッテン!」

ブロックゲージってくっつくの?

    • ブロックゲージで測定したい寸法を作るために、いくつものブロックゲージを密着させることをリンギングといいます。
    • リンギング出来るとブロックゲージの測定面同士がぴったりくっつき、上下に引っ張っても多少の力では離れない位しっかりくっついています。

  • メーカの技術資料にはリンギングする事による誤差は殆どないと記載されていました。
  • 実際の現場では、リンギングしたブロックゲージを使って測定することも多くありますが、リンギングによりどのくらいの誤差になるのか疑問に思い、実験してみました。

リンギングにより寸法はどうなる?

    • 【使用した測定器】

      ブロックゲージ  1mm 鋼製 レクタンギュラ 1級 ミツトヨ製 2個

      ブロックゲージ検査器 マール社製

    • ブロックゲージ1mm×2個をリンギングした時に寸法がどの様に変化するか、また安定するまでの時間を測定しました。


実験結果から

  • ブロックゲージ1mm×2個をリンギングした場合、誤差は0.13[μm]、単体の誤差の総和よりも大きくなりました。
  • リンギング直後は精度から外れましたが、今回の実験では5分程度で安定しました。
  • 技術資料では、誤差は殆ど無いとのことでしたが、実際の現場では誤差になり、そうもうまくはいかないなと思いました。

ブロックゲージの傷を確認、曲がりを防ぐ、すぐに使用しない事が重要です。

    • 日々使用しているブロックゲージでは測定面に細かい傷があったり、リンギング時の力による微妙な曲がりが誤差の原因になっています。
    • また、リンギングした後すぐに使用するとリンギング時の体温の影響で金属が膨張してしまい、誤差になってしまいます。
    • よってリンギングによる正確な測定を行うために

      (1)ブロックゲージの寸法に適したリンギング方法で行う。薄いブロックゲージ同士の場合、曲がりを防ぐ為に最初厚いブロックを土台にしてから行う。

      (2)なるべく測定面に傷が無いものを選ぶ

      (3)すぐに使用せず、十分に温度慣らしを行ってから使用する

      ことがポイントです。

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