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2011.05.19

校正のトピックスNo.98
【ストップウォッチ】:人の熟練度が誤差に影響します。
  ~クォーツタイマを導入して~

NKS流「ためしてガッテン!」

ストップウォッチの校正には熟練が必要なの?

  • ストップウォッチの校正は、標準器と測定対象を両手に持ち、スタートボタン・ストップボタンを同時に押すことでお互いの誤差を比較して行います。
  • 人が行う作業なので、個人の熟練度によって誤差の大きさに影響するとよく言われています。
  • では、個人の熟練度によって誤差がどのくらい変わるのでしょうか?
  • そんな疑問から、ベテランと新人とでストップウォッチの校正による誤差を測定してみました。

新人とベテランの測定値を比較してみました。

    • 【測定対象】ストップウォッチ 型式:S024-6000 セイコー製

      【標準器】 ストップウォッチ 型式:S031-4000 セイコー製

    • 1分間の測定を3回繰り返して、ベテランと新人による測定値を比較してみました。


実験結果から

  • ベテランは3回測定の内、2回は誤差がありませんでしたが、1回は0.01[SEC]誤差になりました。
  • 新人は3回共誤差があり、最大誤差が0.02[SEC]でした。
  • 人の熟練度により誤差の大きさは違いますが、人による測定はどうしても誤差が発生してしまう事が分かりました。

当社では、人による誤差を無くす為にクォーツタイマを導入しました。

    • 当社では、なんとかこの誤差を無くしたいという想いから、どんな工夫が出来るか検討した結果、より正確な測定を実現出来るクォーツタイマを導入しました。

    • このクォーツタイマは、ストップウォッチ内部の水晶振動子から発振される周波数を測定します。
    • よって、センサ部にストップウォッチを置くだけで1日の誤差を短時間で測定する事が可能になりました。

  • これにより、人による誤差が無くなり、また校正時間も短縮する事が出来ました。
  • ちなみにこの測定器は約40万円/1台あたりコストが掛かりましたが、よりお客様の要望に応えたい想いで当社は取り組んでいます。

関連情報をご紹介します。

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