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校正のトピックスNo.141
【粘度計:容器の真ん中で測らないと誤差になるの?】

NKS流「ためしてガッテン!」

粘度計のローターを測定容器の真ん中からずらすと、どうなるの?

  • 粘度計とは、液体や半固体の粘度を測る測定器で、化学製品、鉄鋼、食品メーカなどさまざまな業種で使用されています。
  • 粘度計にもさまざまな種類がありますが、今回はその中でよく使われているB型粘度計についてお伝えします。
  • B型粘度計で測定する時には、規定の容器(例:500mlビーカ、内径85mm)に測定液を入れて測定することが決められています。
  • メーカの取扱説明書などを見ると、「ローターが測定容器の中央にくるようにして下さい。」と記載がありました。
  • では、実際にローターを測定容器の中央からずらした時に、測定値にどの様な影響があるのか気になり、実験してみました。

実験してみました。

  • 【使用した測定器】B型粘度計 型式:TVB-10M 東機産業製
    粘度計校正用標準液 2種 JS500・JS2000 日本グリース製
    ビーカ 500ml 内径 85mm
  • ビーカに粘度計校正用標準液を入れ、容器の①中央②1/4Rの位置③端の位置で粘度を測定しました。
  • nenndo2.JPG nenndo3.GIF

実験結果から

  • 容器の真ん中から端にずらす程、誤差は大きくなりました。
  • ②の位置では粘度計精度から外れ、③の位置では粘度がレンジをオーバーし、実験前に思ったよりも誤差が大きくなり驚きました。

ローターは、容器の中央に浸すことが正確な測定を行うポイントです。

  • ローターが中心からずれることで、容器壁面との摩擦力の影響でトルクが変化し、測定値に影響を与えてしまいます。
  • よって、正確な測定を行うために、ローターは容器の中央に浸して測定を行うことをお奨めします。
  • ちなみに、実際に粘度液の中央と端を棒でかきまぜてみると、端の方が重くなる事が体感出来ます。
  • 浴槽に水を入れて手で回してみても同じことが体験出来ますので、皆様も一度お試し下さい。

関連情報をご紹介します。

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