校正のトピックスNo.142【粘度計:やはり粘度計も首まで浸からないと測定できない】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2012.04.19

校正のトピックスNo.142
【粘度計:やはり粘度計も首まで浸からないと測定できない】

NKS流「ためしてガッテン!」

粘度計のローターを沈める深さでも変わるの?

  • 前回、B型粘度計のローター位置を容器の真ん中から端にずらす程、誤差は大きくなると言う結果を得ました。
  • 前回へのリンクは、こちらへ>> 
  • その結果をふまえると、ビーカーの底面に近づけすぎると、粘度計の数値は実際よりも大きくなり、正確に測定できなくなります。
  • では、逆にローターを浅く沈めるた時には誤差がどう変化するのだろうかと言う、新たな疑問がわきました。
  • メーカの取扱説明書を見ると、「ローターは浸液マークの所まで浸漬するようにして下さい。」と記載がありました。
  • そこで、実際にローターを浅く沈めて、測定してみました。

実験してみました。

    • 【使用した測定器】B型粘度計 型式:TVB-10M 東機産業製

      粘度計校正用標準液 2種 JS500・JS2000 日本グリース製

      ビーカ 500ml 内径 85mm

    • ビーカに粘度計校正用標準液を入れ、①はメーカー説明書通りの位置(ローターの浸液マーク)、②はメーカー説明書より浅く入れた位置(ローターの上部が液面すれすれ)まで沈めた時の粘度を測定しました。

実験結果から。

    • ①の位置で測定した時よりも、②の位置では粘度が1%以上低くなり、JS500では計器精度から外れました。

やはり、沈める深さも測定に影響を与える事がわかりました。

  • 液面付近は容器の壁面とは違って、空気層に近いので摩擦力が減り、結果として粘度が低く出ました。
  • 前回と今回の結論を合わせると、正確に測定する為には、
    1)ローターは容器の中央に浸して測定を行う。
    2)浸液マークまで浸す。

      と言った基本的な2つの手順を守ることをお奨めします。
  • ちなみに、勢いよくローターを沈めると、気泡が残り僅かな誤差になる事もありますので、ご注意下さい。

関連情報をご紹介します。

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