校正のトピックスNo.146【放射線測定器:校正の為の放射線基礎セミナー その3】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2012.05.24

校正のトピックスNo.146
【放射線測定器:校正の為の放射線基礎セミナー その3】

NKS流「校正への工夫」

放射線測定器は簡単に測定出来るの?

  • 放射線の基礎知識として2回に渡りお伝えしてきました。
  • 基礎知識その1の情報リンクはこちらへ>> 
  • 基礎知識その2の情報リンクはこちらへ>> 
  • 現在では、一般の方でも市販の放射線測定器を用いて、簡単に放射線量を測定出来ます。
  • しかし、放射線の測定における1つの問題点として、同じ場所でも測定器によってさままざまな値が出るため、「どの値が正しいのかわからない?」といった混乱も生じているようです。
  • そこで今回は、放射線測定において数値がばらついてしまう要因についてお伝えします。

放射線測定器ってどんなものがあるの?

    • 学校のグラウンドの表面から出ている放射線の量などを測定するガイガーカウンタやシンチレーションサーベイメータなどが一般的に使用されています。
    • 各測定器の特徴は次の通りです。


同じ場所でも同じ値が出ない要因はこんなところに…

  • いろいろ調べてみた結果、測定値が異なる主な要因として、

    1)測定器によって検出出来る放射線(β線、γ線)の種類が異なること

    2)測定器の精度自体がラフな設定となっていること(種類にもよりますが、一般的には±10~30%程度)

    3)測定する距離・方向など、測定方法による誤差が生じやすいこと

    4)測定対象の放射線自体がランダムに発生していること

  • これらの様々な要因から、放射線測定は曖昧な要素をたくさん抱えている為、なかなか同じ測定結果が得られないことが分かりました。

放射線関係機関に問い合わせしてみました。

  • 放射線測定器の精度がラフなので、実際に国が安全基準としている値が、測定器の精度の幅を考慮した設定にしているのか疑問に思い、問い合わせしてみました。
  • 関係機関からは、「放射線は人体に影響を与えるものなので、安全基準を非常に厳しく設定しています。測定器の精度がラフでも、誤差によって人体に与える影響は皆無なので、考慮する必要はありません。」との回答でした。
  • 安全基準は危険な値だと勘違いしていましたが、測定器の精度も考慮しなくてもいいくらいの設定がされていると知り、驚きました。
  • 次回は、当社が今取り組んでいる放射線の校正について話題を取り上げます。

関連情報をご紹介します。

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