校正のトピックスNo.148【放射線測定器:不検出って放射線量がゼロってことなの?】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2012.06.07

校正のトピックスNo.148
【放射線測定器:不検出って放射線量がゼロってことなの?】

NKS流「校正への工夫」

不検出って放射線量がゼロってことなの?

    • 最近スーパーなどでは、お客様に安心して購入してもらう為、食品に含まれる放射線量を表示しているケースが多くなっています。
    • その中で、放射線量が「ND(不検出:Not Detected)」と書かれているものを見つけました。

  • 不検出の意味を「放射線が検出されていない(放射線量がゼロ)」と考え、安心しがちですが、校正業者の観点で考えてみると、もしかしたら不検出はゼロでは無いのではと疑問に思いました。
  • そこで今回は、何故不検出はゼロでは無いのか校正業者の視点で考えたことをお話しします。

どの測定器でも、数字が出る測定範囲が決められています。

    • どの測定器でも測定出来る範囲が決められており、その範囲外では、数字が出てきません。
    • 測定器の中には、測定範囲の下限値がゼロからでは無いものもあります。
    •  (下記写真は、流量を測定する機器での例です。)

    • この事例は、放射線測定器に対しても同じ事が言えます。
    • 食品の実際の放射線数値が10Bq/kgだったとした場合、測定器Aが5Bq/kgから検出できるタイプなら、10Bq/kgと表示されます。

    • しかし、測定器Bが20Bq/kgから検出できるタイプなら、検出できないため、NDと表示されます。

  • それは、ゼロではなく、「20Bq/kg以下でした」という解釈になります。

測定器のデータを提供する工夫が必要です。

  • 校正もそうですが、単純に数値が出ればよいと言う物ではなく、測定対象の測定範囲や分解能で数値が大きく変わります。
  • 使用した測定器のデータをユーザーに提供したり、成績書に測定条件などを明記すると言った工夫があって、やっと数字を正しくお知らせできると感じました。
  • ちなみに、当社では放射線に関するサービス開始に向けて、校正業者としてのノウハウを活かして、分かりやすい成績書の提供をして行く為の準備を進めています。
  • サービス開始の段取りが整いましたら、お知らせ致しますので、ご期待下さい。

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