校正のトピックスNo.154【放射線測定器:店頭販売での店員さんとお客さんとのやりとり】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2012.07.19

校正のトピックスNo.154
【放射線測定器:店頭販売での店員さんとお客さんとのやりとり】

NKS流「校正への工夫」

誤差以上に値がバラバラしてる?

    • 最近、ホームセンターへ寄ったのですが、放射線測定器もホームセンターで売られるようになってきているのに驚きました。その時に、たまたま、放射線測定器の店頭販売をしていましたので、ちょっと近づいてみました。
    • そこでの、お客さんと店員さんのやりとりを聞いていると次のような会話でした。
    • 店員さん「誤差は20%の機器なんですよ。サンプルを測ってみますか?」

測定したところ{1.00、1.20、0.80、1.10…1.00}のように表示は動いていました。

  • と言った内容で、店員さんとお客さんの話がかみ合わない状態でした。
  • どうしてこんな事が起きたのでしょうか?かみ合わない理由を考えてみました。

かみ合わない理由は「誤差」という言葉にあるようでした。

    • 店員さんの解釈

「1」と表示されるサンプルを用意したので、誤差が20%以内なら、0.8~1.2と表示されれば機器の機能は満たしている。表示もその範囲に収まっていた。

    • お客さんの解釈

1.00の次は1.20だったから20%の誤差に入っていた。しかし、次の指示は0.80まで下がって20%以上変化していた。さらに次の指示との差も20%以上変化していた。だから、誤差20%以上になっていると考えた。

お客さんの解釈は「誤差」ではなく「ばらつき」のことでした。

    • 計測器を扱う時には、店員さんの解釈が「誤差」、お客さんの解釈は「精度(=ばらつきの程度)」と言う言葉を使います。

計測器をより正しく扱うには、用語も正しく理解する事が大事です。

  • 放射線測定器は、身近のものになって、だれでも入手し易くなってきています。その一方、「誤差」「精度」と言った言葉は、専門家なら違いを理解できるかもしれませんが、一般ユーザーに取っては、指示がずれたら全て「誤差」と思ってしまいます。
  • その一方、インターネットで「誤差」「精度」と言った語句を検索しても、統計学の事ばかり出てきてしまいます。放射線の測定器を使う視点から見ると、どういう意味なの?と言う点がよくわかりませんでした。
  • 今回のご紹介は、計測器をより正しく扱っていただくために必要な情報になればと改めて感じました。これから先もこのような情報を提供していきますので、ご期待下さい。

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