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2012.07.26

校正のトピックスNo.155
【放射線測定器:どの測定値を信じればいいの?】

NKS流「校正への工夫」

どの測定値を信じればいいの?

  • 前回、ホームセンターでの売り場のやり取りで、放射性物質のサンプルを測ってみたところ表示がばらついてしまうという話をしました。
  • 同様に、放射線測定器を使って、放射線の測定をする際に指示が安定せず、
    1)どの値を読み取ったら良いんだろう?
    2)この機械故障しているのでは?
    と、疑問に思われたことは有りませんか。
  • 実際に、指示が安定しないため、機器が故障しているのではないかといったメーカへの問い合わせも多いようです。
  • そこで今回は、最近家庭でも良く使用されている市販の簡易型の放射線測定器を使って実験してみました。

10秒毎に表示が更新される簡易型放射線測定器を使って実験してみました。

  • 【使用した測定器】エアーカウンターS メーカ:エステー製
    測定値表示方法:電源入り後35秒後から予測数値表示
    以降、10秒毎に表示更新
  • 【使用した放射線物質】コバルト60

どの数値を信じて良いのか迷うのも無理がないと思いました。

    • 実験結果から、最小で0.10μSv/h、最大で0.24μSv/hという数値が表示され、0.14μSv/hも数値が変化しました。


  • これでは、確かにどの数値を読みとればよいのか迷うのも無理がないと思いました。

複数回測定して平均をとることがポイントです。

    • 以前のメルマガでもお伝えした通り、放射性物質が放出する放射線は常に均一ではないため、数値の更新時間が短い測定器ほど表示もばらつきます。
    • そのため、より正確な測定結果を得るためには、ばらつきによる測定値への影響を少なくするために、複数回測定を行い平均をとることがポイントです。
    • ちなみに、今回の結果では、10回の測定結果から平均値を求めると、0.15μSv/hという結果となりました。

  • 放射線測定は、簡単に測定する測定器であっても、読みとる回数を増やすことで測定値の信頼性が増すこということが分かりました。
  • 今回の実験を通じて、放射線測定器はメーカや機種によって各々個性があり、測定する人を困惑させているように感じました。
  • だからこそ、正確に測るためには、機器毎の特長を掴んで取扱説明書を確認した上で数値を読み取ることが重要になると思いました。

関連情報をご紹介します。

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