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2013.03.28

校正のトピックスNo.187
【オプチカルパラレル:傷に色をつけて管理しています】

NKS流「校正への工夫」

オプチカルパラレルには、傷が付きものです

  • 品質管理担当の方は、マイクロメータの日常点検にガラス製のオプチカルパラレルをよく使われるのではないでしょうか?
    これは、マイクロメータの測定面の状態を確認するための物で測定面に挟んで使います。この測定方法はJISに書かれており、当社でも使用しています。
  • オプチカルパラレルを使うと測定面に虹色の縞が見え、縞の形から0.3μmレベルのデコボコ状態を判断できます。

    ちなみに、CDの表面やシャボン玉が光の加減で虹色に見える現象と同じです。

  • オプチカルパラレルは、ガラス製品なので意識して丁寧に扱っても使用するにつれて、擦り傷や落下傷がどうしても付いてしまいます。
  • しかし、オプチカルパラレルの測定面(φ30)に対して、マイクロメータの測定面の有効面積(φ8)を満たしていれば、上下に傷が無い箇所を避けて使用することができます。
  • このことを踏まえた上で、今回は傷を一目で認識し、管理する為に当社が打った手をご紹介します。

逆の発想をしてみました

    • 傷は、見えにくくしたいと言うのが心情ですが、あえて目立つように油性マジックで赤く塗ってみました。それにより、どこに傷があるか一目瞭然になったため、どの部分で測定したらよいか瞬時に判断付くようになりました。

傷を管理しています

  • 人によってはハッキリ見える傷も、視力や明るさなどの環境によって、見えにくい事もあります。
  • 今回はちょっとした工夫ですが、あえて色を付けることによって、誰にでも分かり易くし、いま傷が何個あるという管理が可能となりました。
  • もし新しく傷が増えていた時、その傷には色が付いていません。この傷は今回の作業で付いてしまったと特定できるようになりました。
  • 今回、似た事例があるかもしれないと思い、当社流の工夫をご紹介させて頂きました。

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