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2013.09.05

校正のトピックスNo.207
【管理計器:廃棄するにも手続きが必要です。】

校正から見た「計測器の管理」

お客様から、計測器の管理面で、たまにこんなご質問があります。

  • 当社の営業マンが、お客様とお話しをしている際に、計測器の管理面で、たまにこんなご質問を頂くことがあります。
  • 直尺を管理計器にしており、定期的に新品(校正付)を購入し、今まで使用していた直尺は廃棄しているが、この管理方法で良いのだろうか?
  • 購入価格が安い機器は、定期的に新品を校正付きで購入した方が、定期的に校正するよりも安くなるケースもある為、コスト面で管理が維持しやすくなると思います。
  • しかし、この考えには1つ落とし穴があります。

校正の基本に立ち返ると…

    • 校正とは、計測器の現状を確認することであり、一定期間の過去に遡り、機器の状態を類推することが目的です。

  • よって、新品(校正付)をその都度購入するのと同時に、捨てる機器の最終校正を行わないと、一定期間の機器の状態を類推することが出来なくなってしまいます。

棄てる機器の最終校正は必要です。

  • 新品(校正付)を定期的に購入するとしても、棄てる管理計器に対しては最終校正を行うことが必要です。
  • 最終校正を行わずに廃棄してしまうと、一定期間のデータの立証が出来なくなってしまい、それによりこのデータを使用した製品品質の立証も出来なくなる恐れがあります。
  • そして、取引先から製品のデータの提示依頼があった時や、取引先やISOの審査等の場面等で困ってしまいます。
  • その為、最終校正の手続きは重要なものとなってきます。
  • ちなみに、校正の基礎に関する内容は、当社ホームページ内の「校正基礎知識のスタディ部屋」に記載しておりますので、計測器管理のご参考にして頂けると嬉しく思います。

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