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2013.09.12

校正のトピックスNo.208
【牛乳の宅配保冷箱:配達されてからの牛乳の温度は?】

NKS流「ためしてガッテン!」

牛乳の宅配保冷箱は、どのくらい牛乳を低温に保てるの?

  • 以前のメルマガでは、「牛乳業界の製造部門」の計測器の管理について調べた事をご紹介しました。
  • いろいろ調べた結果、工場から配達に至まで、非常に厳密な温度管理の下で製造されていることが分かりました。
  • また、牛乳には「要冷蔵10℃以下」や「10℃以下で保存して下さい」という表記が有り、食品衛生法で保存方法の基準が定められています。
  • そしてふと宅配牛乳は、夏場の暑い温度下ではどうなのかが気になりました。
  • そこで今回は、配達されてからの牛乳がどんな温度になっているのか実験してみました。

日陰と日なたに設置した時の牛乳の温度変化を実験してみました。

    • 【実験に使用した測定器】
      ○おんどとりJr. ティアンドデイ製 型式:RTR-52A/53
      RTR-52A :-60~155℃ 精度:±0.5℃
      RTR-53:0~55℃/10~95%RH 精度:±0.3℃/±5%RH
    • 5℃の牛乳が、どの様に変化するか以下の実験をしてみました。

    • 実験1:日陰に設置した場合

    • 実験2:日なたに設置した場合

日陰と日なたでは、保冷時間におよそ2倍の差が有りました。

  • 10℃を超えるまでの時間
    実験1(日陰)では2時間、実験2(日なた)では、1時間
  • 15℃を超えるまでの時間
    実験1(日陰)では4時間、実験2(日なた)では、2時間
  • 結果、日陰と日なたでは、保冷時間におよそ2倍も違いが有ることが分かりました。

宅配後もお客様の手に渡るまで低温に保たれている事が分かりました。

    • 今回の実験で、日陰では牛乳が配達されてからも、およそ2時間も牛乳の温度が10℃以下に保たれている事に驚きました。
    • また、宅配牛乳では、配達する時間の指定や保冷剤を入れるなど、工夫もされているようです。
    • ちなみに、保冷剤を入れて日陰に設置した時の温度変化も実験して見たところ、およそ3倍の3時間も10℃以下の温度を保てることが分かりました。

  • 宅配牛乳も早朝に木箱に配達されていた時代から「進化」しているんだなと思いました。

関連情報をご紹介します。

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