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2013.10.17

校正のトピックスNo.213
【仕組みに無い仕事をさせ、失敗させてしまいました。】

校正から見た「計測器の管理」

以前、現場で依頼された仕事でトラブルがありました。

    • あるお客様から、校正作業当日にご依頼を頂いた作業を対応しました。
    • 事前に、お客様から作業当日に温度計の模擬入力作業をお願いするかもしれないと話しがあり、標準器を準備しました。
    • そして当日、作業の指示を受け、お客様から要望の内容を口答で聞き取り、作業を実施しました。
    • その際、当社校正員が入力の種類を間違えてしまい、トラブルになってしまいました。

  • 今回は、そのトラブルに対する改善の取り組みについてお伝えします。

一見、人の不注意によるミスだと思いがちですが、実は仕組みに落とし穴がありました。

  • 今まで、現場で急遽依頼があった場合には、「校正員がご要求内容を聞き取る。」→「その聞き取り内容を社内へ連絡し、作業の対応可否や方法などを判断する。」という進め方は決まっていました。
  • しかし、何を聞き取れば安全・確実に作業が出来るのかの聞き取り項目が決まっておらず、作業者の聞き取り能力に任せていました。
  • つまり、ご要求内容を漏れなく聞き取るためのドキュメントが無く、仕組みとして不十分な状態で仕事をさせていたという問題が見えてきました。

現場で依頼された仕事も仕組みで進めていきます。

    • 現場で依頼された仕事に対して、「現場追加用の個別校正仕様書」というドキュメントを新たに作成し、運用を開始しました。

  • これにより、聞き取る項目を個人任せにせず、仕組みに沿って行う事で、漏れの無い正確な情報に基づき、正しい判断が行える様になり、リスクやトラブルを未然に防止出来る体制が整いました。
  • 当社は、社員に判断を迷わせない・間違わせないための仕組みを作ることが重要だと考えており、今後も改善を積み重ねていきます。

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