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2013.11.14

校正のトピックスNo.217
【湿度:塩で湿度環境がつくれる? その4 飽和塩水の量を変えて実験しました。】

NKS流「ためしてガッテン!」

飽和塩水はどのくらい必要なの?

    • 「その2」の実験で、飽和塩法を使えば、一般的な湿度計の誤差確認に十分使用できる湿度環境が容易に作れることが分かりました。
    • 今までの実験では、飽和塩水を500mlのビーカーに100mlと、かなり多めの量で実験を行っていました。
    • しかし、市販されている校正キットは、非常に小さな容器で、使用する塩の量も非常に少量です。

  • そこで、飽和塩水の量を少なくした時の、目標湿度に達するまでの時間と、安定の仕方がどうなるのか疑問に思い実験してみました。

飽和塩水の量を少なくして湿度環境を作ってみました。

    • 【用意した機器等】
      ○特級試薬(純度99.9%)の塩化ナトリウム
      ○ガラス製ビーカー 500ml
      ○おんどとりJr. ティアンドデイ製 型式:RTR-53 精度:±0.3%/±5%RH
    • ビーカーに、①5ml、②3ml、③1mlと、ごく少量の飽和塩水を入れて実験してみました。

わずか1mlでも湿度が作れることが分かりました。

    • 1mlの飽和塩水では、ビーカーの底面をギリギリ満たす位の量だったにも係わらず、目標湿度に達するまでの時間は、立ち上がりの変化に差が有ったものの殆ど差は有りませんでした。
    • また、目標湿度に達した後の安定の仕方では殆ど変化は有りませんでした。

  • こんなに少しの量で湿度環境が作れるかどうか心配でしたが、十分誤差確認に使える安定した湿度が作れることに驚きました。
  • 次回のメルマガでは、もう少し大きな容器を使用し、循環ファンを使った実験をお伝えする予定です。

関連情報をご紹介します。

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