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2014.01.23

校正のトピックスNo.224
【シリンダゲージの校正管理は、どうしたらいいの?】

校正から見た「計測器の管理」

シリンダゲージの校正管理について相談がありました

    • 基準の内径と製品の内径差を比較測定する機器にシリンダゲージがあります。シリンダゲージには何種類かロッドが付属されていて、ロッドを交換すると測定範囲を替える事ができます。

  • 先日「校正を付属しているロッド毎に行うと、費用や管理が増えそうですが、やはりロッド毎の校正は必要なのでしょうか?」という相談が有りました。
  • そこで今回は、当社がお勧めする校正をご紹介します。

測定子部分の校正をお勧めします

    • シリンダゲージは比較測定器なので取扱説明書には「ロッドで寸法設定をし、リングゲージ等を使って基準値へ合わせ込みをしてから、対象物との差を測定して下さい」とあります。そのため、ロッド毎の校正ではなく、差を測定する部分である測定子の校正をお勧めします。

    • ちなみに、他の校正機関等では、どのような基準になっているか見たところ、いずれの基準でも、ロッド毎に校正する必要は無さそうです。

  • このように規格上での根拠も見えますので、シリンダゲージの校正は、ロッド毎の校正ではなく、シンプルに測定子部の校正をお勧めします。

実は、リングゲージ等の校正も重要です

  • 今回は、シリンダゲージの校正についての相談でしたが、測定時にセットで使用するリングゲージ等の基準は、使う上で影響を与える機器なのに、意外と忘れ去られている事が多いです。当社では、リングゲージの校正も対応できますので、合わせての依頼をお勧めします。
  • 中には「納入先からロッド毎の校正データが必要と言われているけど…」と言う相談も有ります。その際にはニーズに合わせた対応をしますので、当社営業窓口へお問い合わせ下さい。
  • 他の機種についても日頃使われている状況を確認させて頂いた上で、お客様のニーズと使用環境に合った計測器管理のお手伝いをさせて頂きますので、見直しをされる時は、お声をかけて下さい。

関連情報をご紹介します。

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