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2014.01.30

校正のトピックスNo.225
【トレーサビリティもタコ足では分かりません。】

NKS流「校正への工夫」

国家標準との繋がりをたどるのが大変?

  • ISO9001の測定機器の管理においては、国際又は国家計量標準とのトレーサビリティを明確にした記録が必要不可欠です。
  • そのため、国家標準までの追跡(遡る・元をたどれる)を図にしたトレーサビリティ体系図が必要とされています。(JCSS等の認定された校正機関を除く)
  • しかし、体系図といっても各社様々で、国家標準までの繋がりを確認する際、ごちゃごちゃしていて辿るのに非常に苦労されていることをよく耳にしていました。
  • そこで、今回は当社のトレーサビリティ体系図の工夫についてご紹介します。

各社様々なトレーサビリティ体系図

    • 一般的なトレーサビリティ体系図では、
      1)自社で所有している標準器が全て記載されている体系図
      2)温度・圧力・電気等、カテゴリー毎に纏められた体系図
      など、上位の標準器が纏めて記載されているケースが多くあります。

  • 纏められた体系図は、どの上位の標準器が実際に使用されたのかが分かりにくく、上位標準器の校正証明書や成績書と比較しないと辿れないというデメリットが有ります。
  • そのため、国家標準まで辿っていこうとした時、非常に苦労するのも納得です。

当社では、使用した標準器毎に一目で見える工夫をしています。

    • 既にご存知かとは思いますが、当社では使用した標準器毎にトレーサビリティ体系図を作成しています。

  • そうすることで、分岐した上位の標準器を追跡する煩わしさが無くなり、必要最低限の上位の標準器を明記するだけで、スッキリと確認できるからです。
  • また、今までは上位の標準器と線で繋いでいただけけでしたが、上位へ追跡していくという意味で、誰もがイメージし易い様に上位の標準器に向かって矢印を入れるようにしました。(2014年2月1日発行の体系図より)
  • 大きな変化ではありませんが、少しでもお客様に分かり易い体系図を目指し、日々工夫を続けています。

関連情報をご紹介します。

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