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2014.02.06

校正のトピックスNo.226
【ロッド・アンビル:取り替え時に油は禁物です。】

NKS流「ためしてガッテン!」

金属加工現場では、結合の際に油がつきやすいです。

    • ロッド・アンビルは、外側・内側マイクロメータ等の1つの本体で、測定範囲を広くすることが出来る補助部品です。

  • そして、金属加工等の現場では、製品の長さにあわせて、ロッド・アンビルを取り替えるケースもあると思います。
  • しかし、加工現場では油が多いので、もしも、結合部分や測定面に油が付いてしまったら、どのくらいの誤差になってしまうのか疑問に思い、実験しました。

2種類のマイクロメータを使って実験しました。

    • 外側・内側マイクロメータのアンビルや継ぎ足しロッドの結合部及び測定面に油を付けた時の誤差を測定しました。

放っておけないくらいの誤差だと感じました。

  • 外側マイクロメータでは、結合部分と測定面に油を付けた場合、誤差が最大5[μm]となり、内側マイクロメータでは誤差が最大2[μm]となり、注意が必要な結果となりました。

結合部分・測定面への油・埃・削りかす等の付着は要注意です。

  • 今回は、さらさらの防錆油で埃など無い条件で実験しましたが、実際の加工現場では、粘度の高い油や、油に埃や金属の削りかすなどが含まれていることも考えられ、もっと大きな誤差になってしまう可能性があります。
  • よって、ロッド・アンビル等を結合される際には、結合部及び測定面の油や埃を拭き取り、付着していないことを確認した上で取り替えすることをお奨めします。
  • 次回のメルマガでは、内側マイクロメータのロッドとパイプの温度による影響についての話題をお伝えします。

関連情報をご紹介します。

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