校正のトピックスNo.234【ヘルール式温度センサ:鞘(さや)に収めるとしっくりします。その2】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2014.04.03

校正のトピックスNo.234
【ヘルール式温度センサ:鞘(さや)に収めるとしっくりします。その2】

NKS流「校正への工夫」

鞘(オリジナル均熱ブロック)の効果は?

  • 前回は、「鞘のようなオリジナル均熱ブロック」をご紹介しました。
  • このオリジナル均熱ブロックは、校正対象のへルール式温度センサーと、基準の温度センサーの形状に合わせ、ピッタリと収まるサイズに設計しています。
  • そこで今回は、オリジナル均熱ブロックを使った時の効果を実験してみました。

均熱ブロック(標準品・オリジナル)による違いを実験してみました。

    • 120℃付近のポイントで実験してみました。
    • 【使用した機器】
      ○温度キャリブレータ、型式:9143、メーカ:フルーク
      仕様(校正有効範囲):33~350℃、精度:±0.2℃、安定度:±0.02~0.03℃
      ○ハイブリッドレコーダ、型式:DR230、メーカ:横河電機
      ○測温抵抗体(L型)、φ3.2mm、L=50mm、メーカ:山里産業
      ○サニタリー式温度センサー:φ3.2mm、L=50mm、メーカ:山里産業
      ○温度センサー+ハイブリッド記録計の精度:±0.53℃(at 120℃)

安定するのに時間は掛かるものの、見事に外気の影響を受けずに校正ができました。

  • 今回の実験結果から、標準の均熱ブロックでは、
    1)隙間ができ、空気に触れる量が多く熱が上手く伝わらないこと。
    2) サニタリー部の上下両面からの放熱してしまうこと。
    によって、115.8℃(-6.1℃)までしか温度指示が上昇せず、サニタリー式温度センサーの温度上昇の妨げになっていることが分かりました。
  • 一方、「オリジナル均熱ブロック」を使用すれば、およそ1.5倍の時間が掛かるものの、熱が逃げることなく、殆ど基準の温度センサーと同じように温度が上昇し、±0.1℃の温度差で安定することが分かりました。
  • よって、短いヘルール式温度センサーの校正時には、センサー部とヘルール部が、均熱ブロックとピッタリと合うようにして、熱を逃がさないように、できるだけ空気層を少なくする治具を使用することがポイントです。

関連情報をご紹介します。

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