校正のトピックスNo.245【シリンダゲージ:同じものを測定しても誤差が出るの?】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2014.07.03

校正のトピックスNo.245
【シリンダゲージ:同じものを測定しても誤差が出るの?】

NKS流「ためしてガッテン!」

姿勢が違うとホントに誤差が出るの?

    • 基準の内径と製品の内径差を比較測定する機器にシリンダゲージがあります。
    • 使用前にゼロ点(基準値)を合わせてから使用するのですが、取扱説明書を読むと「ゼロ点合わせの姿勢と、測定時の姿勢が違うと、測定誤差が生じる場合があります。」と書かれています。
    • 実際の現場では、様々な方向に取り付けられた製品を測定する場面もあると思われますが、ホントに誤差は出るものなのでしょうか?
  • そこで今回は、シリンダゲージの姿勢を変えてみたときに、どれくらい誤差が生じるのか実験してみました。

姿勢を横方向から縦方向へ変えて実験してみました

    • シリンダゲージの姿勢を横方向にしてゼロ点をあわせた後、縦方向に姿勢を変えて同じブロックゲージを測定してみました。
  • 【使用した機器】
    A社製 シリンダゲージ+ダイヤルゲージ
    ミツトヨ製 ブロックゲージ 100mm

意外に大きな誤差がありました

    • 同じブロックゲージを測定したはずなのに、姿勢を縦方向に変えたら測定値が5μm増え、シリンダゲージの機器精度(±2μm)以上の誤差になりました。

ゼロ点合わせの姿勢と測定の姿勢を合わせる事がポイントです

    • 当社では、専用スタンドを使い同じ姿勢に固定して校正作業を行っているので、姿勢の差は気にして無かったのですが、意外に測定誤差が大きい事に驚きました。
    • 縦方向にすると、シリンダゲージ自重の何割かをアンビル部で支える形になった分、横方向との数値差として表れたと考えられます。
    • やはり取扱説明書どおり、ゼロ点合わせの姿勢と測定の姿勢を合わせるようにして、測定姿勢毎にゼロ点を合わせ直す事が、より精度良く測定するポイントと言えそうです。

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