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校正のトピックスNo.260
【熱電式温度計:指定の補償導線を使わない場合どうなるの?】

NKS流「ためしてガッテン!」

補償導線が違うとどのくらいの誤差になるの?

  • 熱電式温度計は、熱電対の種類ごとに専用の補償導線が決まっていますが、実際の現場では、違う種類の補償導線が使用されているケースをたまにお見かけします。
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  • 新設時の計装工事では殆ど無いと思いますが、改造工事等で違う種類の熱電対に交換した際に補償導線の交換までしなかった事などが原因だと思われます。
  • 当社では校正時に補償導線が違うことに気づいた場合には、お客様にご報告していますが、実際に補償導線が違うとどのくらいの誤差になるのか気になり、実験してみました。

2つのケースで実験しました。

  • ケース1:補償導線はKタイプで、熱電対・計器はK(正常)とJ(異常)タイプ
  • ケース2:補償導線はJタイプで、熱電対・計器はJ(正常)とT(異常)タイプ
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実験結果から

  • ケース1の場合、異常な状態で約5℃、ケース2の場合約-7℃平行移動した誤差になっていました。

補償導線が間違っていないことを目視で確認してみましょう。

  • 今回の実験結果をみると、誤差はあるものの、運転時の温度表示の値を確認するだけでは、補償導線が正しいかどうか判断出来ません。
  • よって、具体的な方法として、接続箇所での補償導線の被覆色を目視確認して、間違っていないことを確認してみましょう。
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  • ちなみに、古い規格と新しい規格の補償導線は、下記の内容で見分けることが出来ます。
    1)古い規格:補償導線の被覆の色に関係無く、プラス線は赤色、マイナス線は白
    2)新しい規格:補償導線の被覆の色とプラス線の色が同じ色
  • また、海外製の装置で補償導線が正しいのか判断が付かないケースもあると思います。その際には、補償導線を含めたループ校正を行う事も有効な手段だと考えます。

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