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2015.03.26

校正のトピックスNo.279
【現場環境(温湿度)といっても管理レベルは様々?】

校正から見た「計測器の管理」

現場環境はお客様によって管理レベルが様々?

  • 現場環境とひとことで言っても、製造されている製品によって温湿度をシビアに管理している検査室やクリーンルームから、空調設備もなくラフな管理の現場など様々です。
  • 当社では校正作業を行う際、校正をした場所の環境の記録として校正成績書に温湿度を記録しているのですが、お客様から「校正成績書に記載されている温湿度がおかしいのではないか?」と指摘を頂きました。
  • 状況を調査した結果、お客様の管理レベルに適した温湿度計で測定していなかったことが要因でした。
  • そこで今回は、お客様の現場環境の管理レベルに適した温湿度測定の工夫をご紹介致します。

現場の環境レベルを確認することがポイントでした。

    • 当社が使用していた温湿度計の仕様は、温度±1℃、湿度±5%RHのもので、お客様の管理レベルに関係なく同等の温湿度計を使用していました。
    • しかし、お客様の管理レベルによっては、精度的にお客様のニーズを満足できないことが分かりました。

  • そして、お客様の管理レベルを聞き取ることが当社の仕組みに足りなかったことに気づきました。

お客様の管理レベルに応じて3種類の温湿度計を準備することにしました。

    • お客様の高精度の要求を満たすために、お客様の管理レベルに応じて3種類の温湿度計を準備しました。

  • 3種類の温湿度計は、一般的な環境レベル→検査室レベル→試験所レベルと精度がレベルアップし、お客様の管理レベルに合わせて使用します。
  • 今回、恥ずかしながらお客様からのご指摘で、当社の校正時に於ける現場の温湿度測定について改めて考えるキッカケを頂けた事に非常に感謝しています。

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