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2015.04.09

校正のトピックスNo.281
【犬クギの強度は角度で決まる?】

校正にまつわる豆知識

めずらしいクギに関する校正依頼がありました。

  • 鉄道用レールを固定するためのボルト等を製作しているお客様から校正依頼がありました。
  • 校正の対象となるのは「犬クギ」の首下強さの試験用治具です。
  • メルマガ277号で安全靴の「試験用クギ」についてお伝えしましたが、今回はめずらしい「犬クギ」についてご紹介します。

■ そもそも犬クギの「犬」って何?

    • 「犬クギ」は、鉄道のレールを枕木に固定するための専用のクギです。

    • 「犬クギ」の呼称の由来を調べてみると、クギの頭部が犬の頭のような形をしていることからそう呼ばれているようです。
    • さらに調べてみると、現在では改良が進み、クギの頭部の形状は偏平な半球状になっており「犬」を連想させるような形状にはなっていないということもわかりました。

■ 当社では試験用治具の角度を校正しています。

    • 犬クギの首下強さ試験は、JIS規格によって「下図に示す方法で頭部と幹部との交点における角度を一般用は115°、Nレール用は107°になるまで徐々に広げる」と決められています。

    • 「強さ試験」というと、力を表す「荷重」をイメージしてしまいがちですが、犬クギの首下強さの規定は「角度」が判定基準となっています。
    • その試験用治具の角度がJIS規格通りかを証明するために、当社ではマイクロプロトラクタを標準器として角度の校正を行っています。

  • 今回のような少し変わった使い方をする計測器についても、校正実現に向けて積極的に取り組んでいきますので、是非お問い合わせ下さい。

関連情報をご紹介します。

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