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2015.04.23

校正のトピックスNo.283
【電気炉 その2:スポッと収まるオリジナル収納容器が完成しました。】

NKS流「校正への工夫」

電気炉を冷まして持ち帰るのに時間が掛かることが悩みでした。

    • 冷ます時間を考慮すると作業時間が制限されたり、現場で長くお待たせする時間が生じるため、お客様にご迷惑をお掛けしてしまうことが当社の悩みでした。
    • そのため、お待たせする時間を少しでも短縮するために、専用のオリジナル収納容器の製作を検討していましたが、ようやくその容器が完成しました。

  • そこで今回は、そのオリジナル収納容器の効果を実験結果と共にお伝えします。

オリジナル収納容器の効果を実験してみました。

    • 電気炉で150℃まで冷ました均熱ブロックをオリジナル収納容器に収納し、上面・側面・底面の計3箇所の表面温度を測定してみました。
    • 【使用した機器】
      オリジナル収納容器:φ55mm、高さ:160mm、厚み:10mm、材質:テフロン
      記録計:ポータブルマルチロガー 型式:ZR-RX40V メーカ:オムロン
      センサ:デュープレックスワイヤ 種類:T

実験結果から

    • 実験した結果、場所によって温度の伝わり方は異なるものの、最高温度は上面27.6℃、側面41.7℃、底面46.0℃という結果でした。


  • 底面についてはもう少し厚みを持たせ温度上昇を抑える改善が必要ではあるものの、手で触っても火傷しない温度でした。(但し、長時間持ち続けると低温火傷の恐れがあります)

およそ1時間、お待たせする時間を短縮できました。

  • 電気炉の機種によって異なりますが、150℃まで均熱ブロックを冷ませば、手で持つことのできる50℃以下の温度になるまで待たずにスポッと容器に収納し片付けられるため、お待たせする時間をおよそ1時間短縮することができました。
  • また今回は、オリジナル収納容器を用意しただけの小さな工夫ですが、均熱ブロックを電気炉から取り出して冷ます際、転倒し破損するリスクや、周りの人が触れて火傷するリスクも同時に解消されました。

関連情報をご紹介します。

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