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2015.05.14

校正のトピックスNo.284
【ストップウオッチ操作の技能を高める工夫】

NKS流「校正への工夫」

ストップウオッチの押し方一つで校正結果が変わってしまいます。

    • 当社では、引張圧縮試験機の校正でストップウオッチを標準器として使い、クロスヘッドの移動速度を校正しています。

  • 他の試験機や設備でも同じ様に移動速度や動作時間等の校正を行うことが度々ありますが、校正員のストップウオッチを押すタイミング1つで、校正結果に影響が出てしまうのが心配でした。
  • そこで当社では、ストップウオッチを操作する人の技能を高めるための取り組みを行っており、今回のメルマガではその取り組みをご紹介します。

技能向上のためにオリジナルソフトまで作っています。

    • オリジナルの評価ソフトは、ストップウオッチを決められたタイミングでスタートさせ、決められた位置でストップさせた時に、決められた時間に対して一定の誤差内で操作出来るか確認するソフトです。


  • 練習モードでは、画面のスタートボタンを押すとカウントダウンし、ゼロになったらストップウオッチのスタートボタンを押します。
  • バーグラフが一定速度で進み、一番右まで達したらストップしますので、バーを見ながらストップウオッチのストップボタンを押します。
  • 時間は10秒前後で毎回ランダムに設定されますので、簡単そうに見えてちょっと難しいです。

校正品質向上の為に、技能試験も行っています。

    • この評価ソフトは、試験モードにすることで校正員に試験を行うことも出来ます。

  • 試験モードにすると、基準の時間が見えなくなり、ストップボタンを押すタイミングの予想が出来ませんのでさらに難しいです。
  • その条件で、基準の時間に対して±0.2秒以内でストップ出来るかをテストし、試験に合格した校正員がお客様の試験機等の速度校正や動作時間の校正を実施しています。
  • 今回の取り組みの様に人の技能を高めていくことも、お客様への校正品質を向上させることに繋がると考え、日々努力していきます。

    (今回のソフトにつきましては、社内用で使用しているものであり、お客様への販売は行っておりません。)

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求