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2015.07.16

校正のトピックスNo.293
【人による曖昧さをなくす工夫】

NKS流「校正への工夫」

「外観異常」は人任せ

    • 当社では、標準器がきちんと使用できる状態かを確認するために、校正作業の前後に標準器の「簡易検査」を行っています。
    • その内容は、「有効期限内であるか」「精度的に問題がないか」「外観上の異常がないか」などを調べることです。
    • 有効期限や精度は、数値として決まっているので使用の可否はパッと判断できます。
    • 対して外観上の異常は、人の主観が影響するので、使えるかどうかの判断が曖昧になります。

  • そこで当社では、判断が曖昧にならないような工夫を考えましたので、今回のメルマガで、その取り組みを紹介します。

曖昧さをなくす工夫

    • 見た目で検査する「外観目視検査」でしか判断できない標準器の一例として、硬さ標準片があります。
    • 硬さ標準片は、硬度計を校正するための標準器で、使用するたびに「くぼみ」が残り、「もう使用できない」という状態が必ず訪れる消耗品です。

    • 「くぼみの間隔は、くぼみ径の3倍以上空ける」ということは決まっていますが、「もう使用できない」と思うタイミングは人によって曖昧で、場合によってはきちんと使用できないものでも「OK」としてしまう人もいるかもしれません。
    • そこで、客観的に誰もが同じ判断ができるように、「使用限度回数」を具体的に決めました。

解決のカギは数値化

  • 外観目視検査でも基準を数値化することによって、誰が行っても同じ判断ができるようになりました。
  • このような消耗する標準器に対しては、「使用限度回数」を決めることにより、交換時期も予測できるので、準備不足で慌てることもなくなりました。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求