校正のトピックスNo.299【温度センサ:油性マジックで素人でも簡単に見分けられる?】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2015.09.03

校正のトピックスNo.299
【温度センサ:油性マジックで素人でも簡単に見分けられる?】

校正にまつわる豆知識

素人でも簡単に見分けられる?

  • 温度センサの種類の一つに、デュープレックスワイヤ(被覆熱電対)という熱電対が有ります。
  • デュープレックスワイヤは、熱電対の素線にビニール(PCV)やガラス繊維、テフロン等の絶縁被覆がされた熱電対で、安価で扱いやすく恒温槽やオートクレーブ等の温度分布測定に良く用いられます。
  • しかし、被覆の材質によって使用できる温度が決まっているため、誤って高温にさらしてしまうとセンサを破損させてしまう恐れがあります。
  • 実は先日、恥ずかしながら当社の作業員の不注意でその被覆を溶かしてしまうトラブルを発生させてしまいました。
  • そしてその際、簡単に材質を見分ける方法は無いのか?という話題になりました。
  • そこで今回は、素人でも簡単に見分ける方法をご紹介します。

主なデュープレックスワイヤの種類と特徴

    • 被覆の種類は、主にビニール(PVC)、ガラス繊維、テフロンの3種類が有ります。


  • ガラス繊維のセンサは、見た目で簡単に見分けられますが、ビニール(PVC)とテフロンの被覆は一目では見分けがつきません。

油性マジックで、いとも簡単に見分けられます!

    • 2種類のセンサを準備して被覆の見分け方を考えていたら、ビニールに対しテフロンはスベスベしていたので、油性マジックで試してみたらビニールは後が残りテフロンは後が付かないことが解りました。

  • 「これだ!」と思ったのですが、他にも良い手が無いかと思い製造業者に確認したところ、製造業者も油性マジックを使って見分けていることが解りました。
  • そして、油性マジックを使う理由は、摩擦係数の違いでマジックが馴染むか、馴染まないかが決まるのだと教えて貰いました。
  • 確かに、摩擦係数を調べると、ビニール(PVC)の摩擦係数が0.45に対し、テフロンの摩擦係数は0.04とおよそ1/10と非常に低いことが解りました。
  • 摩擦係数の違いが、マジックを弾く、弾かないに繋がっていることと、こんなに簡単に見分けられる方法が有ることに驚きました。
  • みなさんが使用されているセンサの被覆の種類を簡易的に見分ける際の参考にして頂ければと思います。

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