校正のトピックスNo.311【温度計:端子にもコート(カバー)が必要?】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2015.12.03

校正のトピックスNo.311
【温度計:端子にもコート(カバー)が必要?】

NKS流「ためしてガッテン!」

端子にもコートが必要?

  • 今年は暖冬ですが、北の方から初雪の知らせが届くなど、ようやくコートが必要な季節がやってきました。
  • 実は先日、当社がお客様のペン式記録計(ペンレコーダ)の校正をしたところ、メーカ精度範囲から外れる結果となりました。
  • しかし、その結果を元にお客様からメーカに修理依頼をしたところ、メーカからは異常なしという結果が返ってきました。
  • どうして差が生じたのか色々調べてみた結果、端子を覆う端子カバーが指示に影響を及ぼしていることが分かりました。
  • そこで今回は、端子カバーによる測定値への影響について実験してみました。

実験してみました。

    • 端子カバー無しの状態と有りの状態で実験してみました。
    • 【対象機器】
      ペン式記録計 型式:LR8100E 横河電機製
      測定レンジ:熱電対K
      精度:±(0.05% of red+0.5℃) 基準接点補償確度:±0.5℃
      【使用した標準器】
      マルチプロダクト校正器 型式:5500A フルーク製


  • 結果、端子カバーの有無により、0.4℃~0.5℃測定値に差が生じました。

端子カバーも記録計の重要なパーツであることが分かりました。

    • 今回の実験結果から、端子カバーをしないと、体に感じない様な僅かな風が端子に当たることにより、内部の温度補償回路と外部の端子に温度差が生じ、誤差の要因になることが分かりました。

  • 今まで端子カバーは、端子を保護することが目的だと思い込んでいましたが、正確な温度測定をするために重要なパーツであることを実感しました。
  • ちなみに、この機種においては取扱説明書の注意事項にも「付属の端子カバーを必ずご使用ください。(一部抜粋)」と書かれているため、より正確な測定のためにも端子カバーを付けて使用することをお勧めします。
  • また、機種によって注意事項は異なるため取扱説明書の注意事項もご確認下さい。

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