校正のトピックスNo.314【モンキレンチ:申年にちなんで由来を調べてみました】 | NKS|計測器・測定器の校正業務

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2016.01.14

校正のトピックスNo.314
【モンキレンチ:申年にちなんで由来を調べてみました】

校正にまつわる豆知識

モンキレンチは、サルが由来?

    • 新年初めのお話なので、折角なら干支にちなんだテーマは無いか探していた所、手元に「モンキレンチ」がありました。とても安易なのですが「もしかしたらサルに関連しているかも?」と思い、少し調べてみました。
    • モンキレンチは、車載工具などでも見かける事があると思いますが、これ一本で様々なサイズのボルトに対応できる便利な工具です。
  • また、意外にもJIS規格があるので読んでいくと、英文名は「Adjustable angle wrenches」と機能の直訳そのままなのですが、ノギスの由来と同様にカタカナ名と英文が被らないパターンでした。
  • もしかしたら、ノギスの時のように何か歴史的な背景がありそうな予感がするので、もう少し紐解いてみました。

モンキと名が付いた由来は諸説有りました

    • ボルトに統一規格がなかった頃、どの鍛冶屋が作ったボルトか分かるようにする為、わざとサイズがバラバラになっていました。その為、ボルトを取外すには作った鍛冶屋へ持って行くか、専用サイズの工具を用意する必要がありました。
    • しかも厄介な事に、手作りのボルトだった事もあり作った鍛冶屋ですら外せない事もあったようです。そのような難点を克服する為に「幅を自由に変えられるレンチ」の原型が登場しmonkey wrenchと呼ばれるようになりました。
    • 原型の名前に「モンキ」と名が付いた由来は諸説あり、

      ・1858年頃にアメリカのCharles Monckyという方が特許申請をし、その名前から来た説。

      ・見た目の形状が、猿に似ていた説。

      ・奴隷制度まっただ中の時代であった為、その工具を使う人への差別的用語から来た説。

      など有るのですが、ハッキリはしていないようです。

    • 現在の形に近づいたのは、1891年頃スウェーデンのJohan Petter Johanssonの発明によるもので、その後1907年頃アメリカのクレセントツール社が金属製レンチ製造に成功しました。日露戦争や第一次世界大戦が起こる時代でしたので工具の開発も急務だったのかもしれません。
    • 名称はAdjustable angle wrenchとしてではなく、時代背景も後押しして、クレセント製の物=「モンキ」と広まったようです。

「モンキレンチ」の物語を知ることができました

  • モンキレンチが、サルに由来していたのかはハッキリしませんでしたが、ノギスの由来と同様に、英語の意味とは直接結びついた名前ではないと分かりました。
  • サルは、掴んだ物を放さないと言われます。それにあやかって、今年も読者の皆様を放さないような校正に関する話題をお話ししていきたいと考えていますので、また一年よろしくお願いします。

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