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2016.03.24

校正のトピックスNo.323
【流量計:流量を石けんの膜で測る?】

校正にまつわる豆知識

様々な流量計に対応できるように標準器を揃えています

  • 流量計は、ガスメータや水道メータなど一般家庭でも見かけるぐらい身近な計器の一つです。
  • その為、様々な種類の流量計の校正に対応出来るように、お客様の現場で校正できるハンディ型の標準器から、大がかりな自社設備の導入など幅広く用意しています。
  • その中でも、ちょっとユニークな測定原理で流量を測定する標準器を所有していますので、今回はその流量計についてご紹介します。

石けん膜の動きで流量を測定?

    • 今回紹介したいユニークな測定原理の流量計というのは、精密膜流量計といいます。
    • 丸くかたどった針金を石けん液に浸して、シャボン玉を作る大道芸を見た事があると思いますが、今回の流量計は、その動きを機器の内部にあるガラス管に対し、測定の度に行っています。
    • ガラス管の内面に張った石けん膜に測定したい気体を吹き付けると、流速に応じて膜が登っていきます。膜が登る速度から流量を求める原理です。
  • 石けん膜が割れてしまう大きな流量は測れませんが、1分間に十分の数mlといった、本当に流れているの?と思ってしまうぐらいの微少な流量も目で見える形で測れてしまう優れものです。

動きを見てみたい時は、メンバへ声をかけてください

  • 「現場で微少な気体の流量計の校正を行って欲しい」と言うニーズにお応えしたいという想いから購入を進めた標準器ですが、流量計の教科書にも載っていないようなユニークな原理なので今回紹介しました。
  • 当社のメンバが今回の流量計を使って校正をしている際に「どのような動きをするのか見てみたい」という時は、声をかけてください。膜の動きを通じて、目で見えない気体の動きが見えますので、一見の価値はあります。
  • お客様の様々な機器を校正できるように、各種の標準器を随時、揃えていっています。その中で、今回の様にユニークな測定原理の標準器を導入する事もありますので、その際はまた紹介していきたいと思います。

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