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2016.03.31

校正のトピックスNo.324
【リスク対策:インターロック(安全機能)が危険を招くことも?】

校正から見た「計測器の管理」

インターロックが危険を招くことも?

  • 当社では、設備や装置に組み込まれている計測器を校正する際には、インターロックの有無を事前に確認して安全に作業を行わせて頂いています。
  • しかし、設備や装置を担当されている方はインターロックをよくご存知ですが、インターロックって何?と思われるケースも有ります。
  • そこで今回は、安全に校正を行う為に欠かせない、インターロックについてお伝えします。

インターロックとは、人や設備や装置を守るための安全機能です

    • インターロックとは、決められた条件を満たさないと設備や装置が起動できないようになっていたり、異常時には運転を停止させたりする安全機能です。
    • 人の操作ミス、設備や装置の異常時に、機械の破損を防ぐためや事故の発生を防ぐために、殆どの設備や装置にインターロックが組み込まれています。
    • 例えば、近づくと危険な装置では、人が近づけないように柵と扉が設けられ、その柵の扉がキチント閉まっていないと装置が起動できないようになっていたり、運転中にその扉を開けると装置が停止するようになっていたりします。
    • また、身近なものにも安全装置などの呼び方で、殆どのものにインターロックが組み込まれています。


お客様にインターロックの解除の協力を頂き安全に作業をさせて頂いています

  • インターロックは通常、容易に解除できてしまうと逆に大きな事故を招いてしまうため容易に解除できないようになっています。
  • しかし、校正においては、そのインターロックの機能で、計測器の電源を入れられなかったり、突然装置の一部が動き出したり、校正後運転がスタートできなくなったりするケースがあります。
  • そのため、当社では設備や装置を熟知した担当者の方に、安全に計測器の校正が安全に実施できるように、インターロックの解除などのご協力をお願いしています。
  • また、今回どんなものにインターロックがあるのだろうと調べてみて、身の回りの殆どのものにインターロックが組み込まれ、日常の安全が確保されていることが解りました。
  • 次回は、試験機や計測器自体に組み込まれているインターロックにも焦点を当てお伝え致します。

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