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TOPICS

2016.07.14

校正のトピックスNo.337
【測温抵抗体ループ校正:延長ケーブルを使用する時のポイント】

NKS流「校正への工夫」

校正値に影響を出さない延長ケーブルとは

    • お客様の現場で温度指示計と測温抵抗体のループ校正を行う時にケーブルの長さが足りない場合、お客様に許可を頂いて延長ケーブル(3本の導線)を使用しています。

  • しかし、測温抵抗体は抵抗値から温度を示していることもあり、あるお客様から「延長することで抵抗値が変わり、校正値に影響してしまうのでは?」とご質問を頂いたことがありました。
  • 実は、延長ケーブルを使用する際には、校正値に影響を出さないためのポイントがあり、今回のメルマガではそのポイントと当社の取り組みをお伝えします。

ポイント1:3本とも材質や長さなど同じ線を用意する

    • JISには、特に延長ケーブルについての規定はありませんが、内部導線(測温抵抗体内部の線)の記述を延長ケーブルにあてはめると、3本とも材質や長さなど同じ線を使用することが必要になります。

ポイント2:既設の配線分+延長分を許容配線抵抗値以下にする

    • 3本とも同じ線なら、どんなに長くても良いという訳ではなく、指示計ごとに配線しても良い抵抗値が決められており、既設の配線分+延長分の抵抗値がその範囲内である長さのケーブルであれば大丈夫です。

延長ケーブルを使用した校正前の準備

  • 当社では、延長する際には3芯ケーブルを使用しています。線材の材質に差が出にくく、ばらばらにならないことに加え、温度分布も均一になりやすいためです。
  • また、配線の抵抗値を1本ずつテスタで測定して、指示計の許容配線抵抗値以下であることを確認してから校正を行っています。

上記内容についてのお問い合わせ(Mail・TEL)/資料請求