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2016.10.06

校正のトピックスNo.346
【渦流量計:渦の数をかぞえて流量を測定します】

校正にまつわる豆知識

「渦流量計」は自然現象を応用した計測器です。

  • 当社で校正を行っている流量計の中で、「渦流量計」というものがあります。
  • 「渦流量計」は、多くの測定方式がある流量計の中でも、自然現象を応用した少し変った原理の計測器です。
  • 今回のメルマガでは、「渦流量計」とはどういうものかをお伝えします。

渦流量計の原理と渦が発生する仕組み。

    • 渦流量計は配管内に流体が流れることで「渦」が発生する仕組みになっています。その「渦」の発生数を超音波で検出して流量を求めています。

    • 渦が発生する仕組みのわかりやすい例として、ゴルフ場のグリーンにある旗があります。旗の支柱に風が当たると、その両側に一定間隔で交互に渦が発生します。この渦を「カルマン渦」と呼んでいます。その渦によって旗がパタパタと揺れているのです

    • 風が強ければ、多くの「カルマン渦」が発生して、旗はバタバタと激しく揺れますが、逆に風が弱ければ、「カルマン渦」の発生数は少なく、旗はユラユラとゆっくりとゆらめきます。

    • 風が強い(=流速が大きい)ほど多くの「カルマン渦」が発生する、つまり流速と渦の発生数が比例しているので、渦の数をかぞえれば流量が求められるというわけです。
    • ちなみに、「カルマン渦」が発生する様子を写真に収めようと思い、いざ実験を始めると、渦を発生させるのは以外に難しく、試行錯誤しながら、なんとかカルマン渦のようなものが確認できました。

流量計は他にもいろいろな測定方式があります。

  • 今回のメルマガでは「渦流量計」についてお伝えしましたが、流量計には他にもいろいろな測定方式があります。
  • 次回のメルマガでは、他の測定方式の流量計についてお伝えします。

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