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2016.10.27

校正のトピックスNo.349
【コリオリ式流量計:物理現象を利用して流量を測定します】

校正にまつわる豆知識

今回は、コリオリ式流量計の原理と特徴をご紹介します。

    • ここ3回にわたり、面白い原理を持つ流量計についてご紹介しましたが、今回は第4弾として「コリオリ式流量計」についてお伝えします。
    • コリオリ式流量計は、他の流量計と比べても比較的高精度で一般の液体以外にも高粘度液や濁水などいろいろな液体を測れるため、幅広い業種や用途で使用されています。(校正のご依頼も多数頂いております。)

  • 今回のメルマガでは、コリオリ式流量計の原理と構造について紐解いてみました。

コリオリ式流量計は物理現象を利用した流量計でした。

    • U字管チューブにそのまま流体を流せばチューブに何も変化はありませんが、U字管に振動を与え、液体を流すとチューブの入口側・出口側でうねりが生じます。

    • そして、流れる速度が速くなれば、うねりも大きくなっていきます。流し続けることで、入口側、出口側のチューブが波打っているような感じを思い浮かべればイメージしやすいのではと思います。
    • このうねりは、コリオリの力と呼ばれている慣性力で、物体の質量と速度に比例しているので、うねりの大きさから流量を測定しています。

流量をキログラム(グラム)単位で測る目的などで使用されています。

  • 今までご紹介しました渦式・超音波式・容積式は体積流量計に分類されていますが、今回ご紹介しましたコリオリ式流量計は質量流量計の分類に属しており、流量をキログラム(グラム)単位で測定する必要がある際に多く使用されています。
  • 例えば、食品メーカさんでは、シロップの原液みたいなどろっとした材料をキログラム単位で混ぜる工程などで使用されています。
  • 次回のメルマガも引き続き、他の測定原理の流量計についてご紹介します。

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