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2017.06.08

校正のトピックスNo.376
【業界からみた切り口:回路計の校正が密かにブーム?】

回路計ってなに?

    • 回路計を英語で表すと、Circuit Testers(JIS規格より)と言われ、テスターと呼ばれるものです。
  • 主に電気工事される方が携帯していて、コンセントなどの電圧や配線状態を確認する時などに使っています。
    当社の作業スタッフも個人毎に携帯していて、当社では標準器に使用する電源電圧を確認するために使用しています。
  • ここで使う回路計の機能としては「この電圧は200Vではなく、100Vだな」とわかるぐらいで十分なのに、わざわざ回路計を校正する必要はあるの?と思われるかもしれません。
    しかし、当社が校正を行った回路計の成績書枚数をみると、年間に700枚ほど発行しています。10年前に比べて倍以上の発行枚数になっているのです。
  • 増えた要因を調べていくと、その1つに業界独自の暗黙の了解の影響があるようなので、その一部を今回は紹介します。

法律には校正の必要性の文言は無さそうだけど、縛られている?

    • 電気工事業者が関わる法律などを見ていくと「電気工事業の業務の適正化に関する法律」「電気工事業の業務の適正化に関する法律施行規則」というものがあります。
      内容を読み解き要約すると「電気工事業者は営業所毎に回路計を備えなければならない」といった事がうたわれています。
    • 校正が必要という文言を見つける事はできなかったのですが、ただ、中部近畿産業保安監督部が平成21年に行った、電気工事業者向けの立入検査結果をみると「校正・点検を確実に実施し機能を維持する事が求められます。」とあります。
  • そのため、電気工事業者関連の方が心配され、校正ができる所への依頼が増えたのではないかという結論に至りました。

回路計だけではなく、他の機器も校正対応可能です

  • 立会検査をする方は、嫌がらせの指摘をしているのではなく、電気に対して不慮の事故を無くすための保安を目的に、その手段の1つとして校正を推奨しているのでは無いかと考えます。
  • 正直な話しとして、定価が一万円しない回路計を校正依頼すると数万以上かかるので、校正するのはバカらしいと思われるのは当然だと思います。
    しかし、価格だけでは無いものを大切にしようと思われて、当社へ校正を出される方が徐々に増えてきたと思います。
  • 今回は回路計の話しでしたが、当社はメーカ問わず様々な機器の校正が可能ですので、経済産業省令に載っている絶縁抵抗計や接地抵抗計などの校正も可能なので、気軽にお声かけをしてください。

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