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2018.10.11

校正のトピックスNo.437
【業界から見た切り口:シートベルトってどんな試験がされているの?】

シートベルトは、どんな試験がされているの?

  • 先回のメルマガでは、シートベルトの規格が生まれた背景などをお伝えしました。
  • 普段、何気なく着用し、私たちの命を守ってくれているシートベルトですが、JIS規格(JIS D 4604-1995)では、様々な性能や試験方法が決められています。
  • そこで今回は、シートベルトがどのような試験をされているのかをほんの一部になりますがご紹介します。

ウエビングがどんな試験をされているかを調べてみました

  • まず、ウエビングという帯ひもは、引張試験機などを使って主に「引張強さ」の試験が行われ、その強さは2.23kN以上とされています。(ウエビングの種類などにもよります)
  • そして、標準状態だけでなく、-30℃の低温状態、+60℃の高温状態、水に浸した状態など、様々な環境下にさらした後に引張強さを測定する劣化性能の試験も行われています。
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  • また、ウエビングを結合するバックルの試験では、脱着を5000回も行う耐久性試験や、結合した状態でバックルに荷重を加え、解離の有無を調べる圧縮性試験や、バックルから解離する時の解離力の試験が行われています。

ウエビングの試験だけでも色々な条件で引張強さの試験がされていました

  • シートベルトの試験には、ウエビングの引張強さを試験する引張試験機、様々な環境下にさらすための環境試験機(恒温恒湿機など)が使われ、バックルの試験では、その他にも圧縮試験機や荷重測定器などが組み合わされたバックル解離力試験機などによって、様々な試験がされていることが分かりました。
  • また、試験とは直接関係ありませんが、ウエビングの構造面では、「柔軟かつ強じんなたわみ性の細幅の織物であって、表面は滑らかで手触りが良く、形状むら、きずなどがなく、末端にはほぐれ止めを施してあるものとする。」とされており、装着感にまで配慮されていることにも凄いと感じました。
  • 当社では、シートベルトの試験に使われる試験機などの校正実績もありますので、お困りの際はご相談下さい。
  • 最後になりますが、シートベルトのお世話にならないよう安全運転に努めましょう。

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