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2018.06.21

校正のトピックスNo.423
【超音波厚さ計:切断しなくても配管の厚みが分かります】

配管にセンサを当てるだけで測定できます。

    • 設置された状態の配管の厚みは、ノギスや外側マイクロメータのように両側から挟む測定器では測ることはできません。

  • 配管を切断すれば測れるかもしれませんが、そんなことをしなくても片面にセンサを接触させるだけで厚みが測定できてしまう、とても便利な測定器があります。
  • 今回のメルマガでは、超音波を使って配管の厚みを測定する「超音波厚さ計」についてお伝えします。

どうして超音波で厚みがわかるの?

    • 超音波厚さ計のセンサからは超音波が送信されていて、超音波が測定対象物の内部を伝わり、跳ね返って戻ってきた時間から、距離を導き出しています。

  • この原理を用いた測定器として、もっともイメージしやすいのが病院で腹部エコー検査に使用される超音波診断装置と呼ばれるものです。これは、超音波を体内に送信して、臓器から跳ね返ってきた距離を解析して画像に変換しており、超音波厚さ計と同じ原理です。
  • 結果、超音波を使えば、配管を切断しなくても厚みが分かるし、お腹を切らなくても内臓の様子がわかるというわけです。

メーカ問わず校正対応しています。

    • 超音波厚さ計の校正にはブロックゲージを使用しますが、センサとブロックゲージの間に空気層があると測定誤差になるので、きちんと密着させるためにグリセリンや水などを塗布する必要があります。これも腹部エコー検査の際に、ゼリー状の液体をお腹に塗られるのと仕組みは同じです。

  • 超音波厚さ計は様々なメーカのものがありますが、メーカ問わず校正対応していますので、是非お問い合わせ下さい。

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