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2018.07.05

校正のトピックスNo.425
【重力:はかる場所によって重力が違う?】

重さを測るのに地理が関係する?

  • 先回のメルマガでは、地殻変動の影響で、日本の重力値の基準が40年ぶりに更新され日本の多くの場所で、重力値が小さくなったことなどをお伝えしました。
  • 地理と校正とは一見関係なさそうに見えますが、重さを測る「はかり」の分野では、切っても切れない関係があります。
  • そこで今回は、地理と重力の関係についてご紹介致します。

どこでも一緒と思ったら、大間違い?

    • まず重力とは、地球の「引力」と地球が自転していることによる「遠心力」との力の合成から求められ、重力の大きさは重力加速度で表されます。

    • そのため、地球上の重力加速度はどこでも同じと言うわけではなく、はかる場所(緯度・経度・高さ)によって微妙に異なります。
    • 実際に①緯度・経度と②高さ(標高)による重力加速度の差を調べてみました。


  • 実際に比較してみると、Lサイズの卵1個分くらいの差が有り、意外に大きな差があることに驚きました。

はかりは、使われる地域が決まっています。

  • 重力は、はかる場所(地理)によって異なるため、物の重さを測る「はかり」は、その影響を受けます。
  • そのため、「はかり」には、使用される場所が地域毎に決められていたり、重力(重力加速度)を設定し、補正して使用するものもあります。
  • 次回は、重力加速度と校正の関係についてご紹介致します。

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